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2021年3月19日 (金)

冥加訓塾「五斗味噌・塩こうじづくり体験学習会」の開催(日商「観光・体験商品の販路開拓支援事業」)

地域遺伝子の継承と体験型観光商品の販路開拓

令和2年度 冥加訓塾「食と健康」五斗味噌・塩こうじ作り体験学習会が令和3年3月13日(土)竹田市次倉「宝農園」加工所にて、開催されました。岡藩(現竹田市)江戸時代の指南書本「冥加訓」において、「食と健康」について記述されている内容に基づき竹田の歴史文化に欠かせない地域素材(米ぬか、岡大豆等)を用いての五斗味噌作り体験を行うことにより、歴史文化の継承、人材育成、更なる個々の食事業に対しての新規開発、質の向上を目指すことを目的とし、今回で3回目となりました。開会に際し、竹田商工会議所冥加訓事業「食と健康」プロジェクト代表の井上 隆さんより、備前岡山藩から、岡藩へ招かれた関一楽が、岡藩江戸時代に藩校「由学館」となる家塾「輔仁堂」を開き、藩士の教育にも携わり、国を治める心構えや人生訓まで書かれている「冥加訓」の教えを書き上げた関一楽は、医師であることから「食と健康」について記載しており、この教えの中に「朝夕の食事にも心を配り扶持米を少なく嘆くのではなく、つぎ減りする量が元々あるというように思いを定め、汁は塩汁や糠味噌汁を止めて、五斗味噌を食べようにすることです。五斗味噌の作り方は米糠5斗、大豆1斗、米麹3升、塩5升をつき合わせ熟成すること」などが書かれていること、その中にある健康成分が100年生きる源となること、一汁一菜の健康食の大切さなど「食と健康」についてのお話をとり混ぜ、ご挨拶を頂きました。

引き続き、冥加訓を読む会代表の本田耕一さんより、「岡藩と岡大豆」についてのお話を頂きました。関一楽は、三十日間発酵させた五斗味噌を推奨し、過食を戒めた一汁一菜の食生活や、現在の生活習慣病予防と同じ薄味塩分を控えること、発酵食材の健康性について、また、岡大豆の成分、味噌活用のすすめなどについての講和を頂きました。                  

その後、五斗味噌・塩こうじ作りにおける体験(作成手順等についての説明)についての説明を、冥加訓塾 五斗味噌づくり事業実行委員長の吉良正治さんにしていただき作業に取り掛かりました。米糠を大釜で煎り、糠、糀、塩、大豆(岡大豆)を取り分けたのを容器に入れ、直に手でもみ潰し、仕上げに臼と杵を使いもみ込み、味噌樽容器に移し替え押し固めていきました。(10容器(5k)作成)終了後、皆さんで作った五斗味噌を汁にし、しいたけの混ぜご飯、岡大豆の煮豆などの料理を頂きました。初めて参加して頂いた4名の方より、大変貴重な体験だった。楽しかった。食と健康が心と体にとって生きるための重要なことだとあらためて感じたなどの感想を頂きました。また、参加の皆さんより、今後も継続して、多くの皆さんに善いことを教えてください。是非、来年の開催を楽しみにしていますとのお言葉を頂きました。

 ※藩政改革に活かされた冥加訓の訓え・・・延享元年(1744)に就任した久貞は江戸から中沢三郎左衛門(末裔:里見雄二氏)を起用して延享の改革を遂行し、その政策は因習を打破しての思い切った改革で十年を一区切りに終了しています。その中で農業改革では畑作地帯という岡藩の高地性に着目して米穀に次ぐ農産物として大豆の植付けを奨励し、「岡大豆」としてブランド化に成功。米とともに集荷され大坂へ「年貢大豆」として流通させるようにしました。この結果、米と同等の価値をもつようになり藩の財政も向上していくと同時に大豆と糀を使用した食品は関一楽(幸甫)の指導の下、領民の健康維持につながったと思われます。

岡藩江戸時代の指南書「冥加訓」に書かれていた手法で再現した「五斗味噌」です。大豆は、岡藩江戸時代の地域遺伝子を繋いできた貴重な「岡大豆」を使用。

今回参加者15名。(体験料として材料含む持帰り5k 4,000円(容器込み)食事代1,000円。)

内、参加事業者:トラベルイン吉富(一汁一菜)・宝農園(味噌、こうじ)・工房あゆか(農産加工品)ハッピーアートカンパニー(情報発信・イベント構成等)

内、竹田市民参加9名

※令和3年4月5日(月)に熊本県南阿蘇より10名の方が体験研修に参加予定

令和3年3月13日(土)9時30分~竹田市次倉「宝農園」にて五斗味噌・塩こうじ作り体験写真

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